Room Me Mine

迷子のアラフォー部屋

【vol.026】恋愛を気持ち悪いと思ってしまう自分は病気なのか?と思う前に考えてみたいこと。

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年齢に関わらず、世の中には結構「恋愛が気持ち悪い」と思っている人が少なくないようです。

こんなにも不快に思ってしまう自分はもしかすると何か病気なのかもしれない、と思い詰めることもあるようで、とてもしんどいだろうなと想像します。

ジェンダーフリーな生き方が少しずつ認められるようになってきた今、他者に恋愛感情や性的欲求を抱くことのないノンセクシャル(非性愛者:恋愛感情はあるが性的欲求が沸かない)やアセクシャル(無性愛者:恋愛感情も性的欲求も沸かない)であるとカミングアウトする有名人も出てきています。

この記事では、特にそれらのセクシャリティを自覚しておらず、「恋愛しよう・恋愛したい」と思っているにも関わらず気持ち悪さを感じてしまう場合について考えています。

蛙化現象とは

最近よく見聞きするようになった「蛙化(かえるか)現象」。

どう考えてもお姫様が極悪なグリム童話の「カエルの王様」が元ネタとなっているこの現象は、片思い中やアプローチをしている間は相手のことが好きなのに、振り向いてもらえた途端に相手への興味を失ったり、気持ち悪いと感じたりする”心理状態のことを指しています。

蛙化現象が起きやすい人は、恋愛経験が乏しいとか、恋に恋しているとか言われていますが、いずれにしても「恋愛が気持ち悪い」と感じてしまうため、相手や、そんな自分に対しても嫌悪感を抱いしてしまうようです。

気持ち悪さのタイプ

まず、恋愛を気持ち悪いと感じる人は決して少数派ではなく、その「恋愛の気持ち悪さ」にもいくつかパターンがあるということが分かってきました(Room Me Mine調べの範囲内に於いて、ですが)。

 

1)自分が恋愛している様が気持ち悪い

 

2)自分に恋愛感情を持つ誰かが気持ち悪い

 

3)恋愛自体が気持ち悪い

 

複数人の話を聞く中で、「恋愛の気持ち悪さ」は、多くの場合、この3つのパターンのいずれかにカテゴライズできるような気がしています。

恋愛自体に嫌悪感

「恋愛って気持ち悪い」と思わないための一番シンプルな方法は、恋愛という事象から離れることです。身も蓋もないですが。

3)のタイプの人にとっては難易度は低そうです。

身近に恋愛体質の人がいるなど、頼んでもないのに恋愛情報を降り注がれるなど距離を置けない場合もあるかもしれませんが、基本的に恋愛に関する事柄は全てスルーすれば良いだけなのでそこまで難しくないでしょう。

 

恋愛自体に否定的な場合は、単純に恋愛に関わらなければ良いのですが、厄介なのは、恋愛に無関心なようで実は渇望している場合です。

その場合は、”素直になる” というこれまたシンプルな選択肢があるので大丈夫です。

深く考えず、成り行きに任せることがポイントです。

固定観念

気になるのは、「周りがしているから」とか、「妙齢・適齢だから」とかいう漠然とした理由で「自分も恋愛なるものをしなければならない」と思い込み、自分を無理矢理恋愛モードに持って行こうとするパターンです。

この場合は確実に自分の真意を無視してしまっている訳なので、どこかでズレが生じ、不快感を抱いてもおかしくないでしょう。

恋愛はしなければならないものでも、生きていく上で必ず必要なものでも、誰にでも等しく訪れるものでも、考えてできるものでもありません。

「恋愛をしなければ」という想いは一歩間違うと呪縛になってしまいます。

劣等感や自意識過剰傾向

私の印象では、 ”1)自分が気持ち悪い”、”2)他人が気持ち悪い” というタイプの人には、劣等感が強かったり自己肯定感が低いという特徴が見られます。

また、自意識過剰傾向も見受けられます。

「気持ち悪い」という感情を、上手く行きそうにない状況から逃避したり、羞恥心から目を逸らしたり、落胆を回避することに潜在的・無意識的に利用している場合もあるのではないかと思います。

不安定な自己肯定感

一番きついのは、「恋愛したい」と思っているのに、いざそういうシチュエーションになると気持ち悪さが湧いてきてしまうという場合。

冷静に・客観的に恋愛している自分を俯瞰してしまい、自分の抱く感情や言動がまるで自分で無いような気がして気持ち悪さを感じてしまうのです。

そういう人は、自己肯定感の低さを持ちつつも、自分に自信と誇りがあるため、「こんな自分は許せない」「自分をこんな風に扱うなんて許せない」という一見相反するようなアンバランスな感情を抱くことがあるようです。

恋愛とは〇〇なもの

しかし、恋愛というのは、多くの場合みっともないもので、理性でコントロールするのは難しいのです。

断言しちゃいますが、そんなもんです。

それが恋愛の平常運転です。

一生恋愛し続けて生きていく人間が居ないように、恋愛は一種の熱病なので、あなたはその副反応をたまたま「気持ち悪さ」として捉えているだけなのです。

そして、自意識に苛まれる場合は、「はっきり言って誰も自分の恋愛についてさほど興味を持ってはいない」ということを強く意識することが大切です。

楽になる方法は?

私が今、恋愛を気持ち悪いと感じている人に対して言えることは、

1)自分が気持ち悪い場合:”恋愛” の状態は決して長く続くことでは無いので、寧ろ楽しんだ方がお得である。

2)他人が気持ち悪い場合:それって結構失礼だと思うし(笑)自分に対する好意はとりあえず有難く受け取り、相手にまるで興味がない場合はそのままそっと置いておけばいい。

3)恋愛自体が気持ち悪い場合恋愛に関わらなければいいし、本当は恋愛がしたいのであれば強がらず素直になればいい

ということでしょうか。

 

もしかしたら上記の3パターンでは説明のつかない気持ち悪さというのもあるのかもしれませんので、私もさらに研鑽を積みたいと思います。

全ての恋愛を望む人が、快適な恋愛生活を送れますように。

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