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肝斑の治療記録。原因は?マスクで隠すのはNG??40代肌メンテブログ。

顔の両頬あたりに左右対称に現れるという肝斑。特に30〜40代の女性に多く見られ、紫外線やホルモンバランスの乱れが原因とされています。

2年前、美容皮膚科の肌画像撮影で肝斑を指摘されていましたが(その際の記事はこちら)、さらにその時とは別の箇所に明らかな肝斑が現れてきたため、再度美容皮膚科を受診しました。

今回は、その肝斑の診断と治療記録【第一弾:初診】です。

肝斑の状態

まず、今回美容皮膚科を受診するきっかけとなった「肝斑では?」と自分で思ったのは、両頬全体のもろもろとした赤み、というより茶色い色味の広範囲のシミのような症状です。

これが見事に両頬に、対照的に浮かび上がっています。

長時間マスクをしていたり飲酒した後など、体温が上がったり血流が良くなるとかなり赤くなり、安っぽいチークを頬に丸く入れたコントのメイクのようになります。

ここ1-2ヶ月でだんだんと色合いが濃くなってきたように感じたため、美容皮膚科のカウンセリングに行きました。

美容皮膚科での診断

クリニックでは、前回と同様に肌の画像撮影を行いました。(※前回とは別のクリニックを受診)

そして、医師に「肝斑ですね。」と迷いなく診断いただきました。

前回指摘されたのは目の下あたりの狭い範囲の肝斑だったので、顔面の半分ほど広範囲に渡る大きな肝斑の診断には、自覚していたもののややショックでした。

 

これまで行った美容の施術(レーザートーニング・シミ取り・ハイフ等)の治療と、現在使用している化粧品(基礎化粧品から美容液、洗顔、メイク用品など)について回答していたところ、思わぬところに原因があることが判明しました。

肝斑の原因

一般的な肝斑の原因は、紫外線やホルモンバランスの乱れなどと言われています。

もちろん、それらも要因のひとつではあると思いますが、それ以外に今回私が美容皮膚科を受診し医師が指摘した大きな原因は主にふたつありました。

 

✔️使用している市販の美容液

✔️長時間のマスクの着用

 

ひとつずつ説明します。

マスクと肝斑の関係は…?

① レチノールとハイドロキノン

まず、私はここ1年ほど、通販で購入した美容液を継続して使っていました。

その美容液は美白やアンチエイジングを謳っていて、私自身10年以上前に一度使用した際、気になっていたシミが薄くなったこともあり、肌のくすみやハリの無さを解消したく再度使用を始めました。

具体的な商品名は差し控えますが、成分としては、【ビタミンC・レチノール・ハイドロキノン】の3種類の美容液を使用しており、美白用のハイドロキノンは就寝前のみ塗布していました。

 

■レチノールはビタミンAの一種で、主にシワやたるみの改善が期待できるとされています。

■また、ビタミンCは肌のコラーゲンを合成し、肌荒れを防ぎ美肌効果があるとされています。

■そしてハイドロキノンは、シミやニキビ跡の治療に用いられ、肌の漂白剤と呼ばれるように美白効果が期待されます。

・・・

私の美容液の成分に対する知識はざっくりこんな感じでした。

エイジングによる肌の状態の衰えに抗うため、私はこの3つの美容液を、少しずつ濃度をあげながら1年〜1年半ほど使い続けてきました。

どうやらそれが、肝斑を悪化させた原因ではないかと言うのです。

 

今回診てもらった医師によると、ハイドロキノンは長期使用は推奨されず、最長5ヶ月使用したら4ヶ月の休薬が必要とのことで、美容液を購入した化粧品会社でも継続購入が続くと一度使用停止期間を設けるということにはなっていましたが、そこまで厳密ではありませんでした。(希望で都度カウンセリングはありますが、担当者は医師ではありませんし、使用頻度等に関しては結局自己責任になります。。)

さらにショックなことに、ハイドロキノンは5ヶ月以上使うと耐性が出てきてクロノシスという皮膚の永久的な黒ずみを起こすリスクもあるそうです。。

 

また、一口に「レチノール」や「ビタミンC」と言っても、その種類や濃度、また美容液(薬剤)の組み合わせによっては肝斑に悪影響を与えたり、場合によっては増悪の恐れもあるそうで、効果が高いと謳っている美容液に関しては医師の管理下以外で使い続けるのは危険だなと思いました。

 

※上記の通り、同じ成分だと素人感覚で思っても、商品によって効果や副反応は様々ですので、安易に何が良くて何がダメとは素人では判断できません。

現在ビタミンCやレチノール、ハイドロキノンを使用していて気になる症状がある場合は専門の医師に商品の内容を提示し指示を仰いでもらうことをお勧めします。

② マスクの長時間着用

できてしまった肝斑は、「触らない」ことがもっとも重です。

摩擦は悪化因子であるため、肝斑には刺激を与えないことが大切

洗顔やメイクの頻度や強さに気をつけて ”なるべく触らない” を徹底するだけで肝斑が薄くなることもあるそうです。

 

ということは、マスクは着用している間常に頬に触れていますし、もしかしてその摩擦による影響もあるのか気になって尋ねたところ「あります」と断言されました。

医師の話によると、コロナによるマスクの使用で肝斑の患者はものすごく増えているとか。

2023年3月からマスクを着用しなくて良い環境が整ってきましたので、不必要なマスク着用は避けた方が肝斑の悪化を防いでくれそうです。

外せる場合は、肝斑の改善のために外しましょう。

肝斑の治療

今回、私は「肝斑が悪化した原因は使用中の美容液とマスクによる刺激が大きそうである」と診断されました。

そこで、医師と相談した上で治療としては、

 

① すべての美容液の使用を中止する

② トラネキサム酸を内服する

③ 高濃度のビタミンCを使用する

 

という方法を選びました。

これを3ヶ月ほど続け、肝斑が薄くなるか観察します。

✔️トラネキサム酸

肝斑治療にトラネキサム酸

こちらは内服薬になりますので、医師の診察の元で処方してもらいます。

私の場合は、1回250mgを1日3回毎食後に、3ヶ月ほど内服する予定です。

✔️高濃度ビタミンC

肝斑の改善に高濃度ビタミンC

医師に使用を進められた「高濃度ビタミンC(アスコルビン酸テトラヘキシルデシル30%)」が配合された『C + Correcting Comples 30%』という商品をクリニックで購入しました。

こちらは1本が20,000円以上となかなかお高いものでしたが、朝晩使って2-3ヶ月使えるということで、内服と合わせて肝斑の症状の改善を期待して使用することとしました。

※使用については専門家の意見を参考にしてください。

✔️その他の注意点

上記の治療に加え、肌の刺激を少なくするため「マスクの着用時間を短くする」「洗顔やメイクについて摩擦が少なくなる成分や商品に変える」等も検討しています。

例えば、メイク落としを使わなくても落ちやすい日焼け止めや、擦らないファンデーションの使用などです。

 

ファンデーションで進められたのは、肌に負担が少ない成分と摩擦の起こりにくい使用方法、さらにフラーレンという肝斑の治療にも有効な成分が含まれているという『ビューティフルスキン ミネラルファンデーション』でした。

(▼参考資料)

ナビジョンDR TAマイルドプロテクトUV』は石鹸で落とせる低刺激の日焼け止めで、美容皮膚科で案内されていたドクターズコスメのひとつです。

▲こちらの商品は同じナビジョンの日焼け止めですがメイク落としが必要なタイプです(他にも色付きのBBクリームなどもあります)。

▲楽天では割高ですがメイク落とし不要のものが買えます。

 

また、日焼け止めや洗顔に関しては、以前このブログでも一度紹介したドクターズコスメの『プラスリストア(PLUS RESTORE)』も美容皮膚科で推奨されている商品です。

▼こちらは無香料無着色、アルコールフリーでさらに前述の肝斑の改善に効果的とされるフラーレンが配合されています。私はこちらの日焼け止めを使用することにしました。

▲楽天市場はミニソープ付きでお得です。

▼この洗顔石鹸は、メイク落とし不要で泡立ちも良くとても優秀です。

▲楽天市場ではさらにミニソープが付いてきます♪

まとめ

以上、肝斑の治療について、私個人の体験(発症〜初診〜治療方針)をまとめました。

私の場合は、「現在使用中の美容液の影響」が最も大きな原因かもしれないというまさかの結果でしたが、いずれにしても肝斑の治療に最も有効なのは内服治療ということなので、それらの美容液の使用中止とトラネキサム酸の内服を中心にまずは3ヶ月ほど様子を見ることにします。

この後もこちらのブログで随時経過をまとめていきたいと思います。

 

医師との診察の中で、レーザートーニングなどの治療やゼオスキンの使用も考えましたが、今はハイドロキノンを長期使用していたためそこからの回復を第一に、肌に対しては低刺激を努め、内服による内側からの改善に望みを掛けます。

肝斑は治るの…?と心配になっている方の参考になると幸いです。

 

※記事内でいくつか治療法や商品をご紹介しましたが、肌トラブルについては個人の体質やコンディション、現在のライフスタイル等によっても大きく変わってきます。

似ている症状であっても、まずは専門の医師の診断を仰ぎその指示に従うようにしましょう。

肝斑でお悩みの方は、私のように最善の治療法を提示していただくだめにもまずはカウンセリングに行くことをお勧めします。