強烈な紫外線が少し弱まってくる秋冬は、気になるシミ対策に最適なシーズンです。
コロナ禍でマスク生活からは解放される日はまだ遠そうですし、ずっとシミが気になっていた方にとってはこれからの季節は大きなチャンスです。
クチコミ座談会13回目は、”初めてのシミ取りレーザー”についてまとめたいと思います。
シミ取りのタイミング
シミ取りの治療は「思い立ったが吉日」ではありますが、タイミングは重要です。
季節は秋から冬にかけて、紫外線の弱い時期を狙いましょう。
部位によって夏場はレーザー治療を行なわないというクリニックもあるようです。
秋冬にレーザー治療をお勧めするポイントは以下の4つ。
1). 紫外線が弱い
2). 空気が乾燥しているので傷が治りやすい
3). 年末年始の長期休暇中にこっそり治療を終えられる
4). マスクで治療痕やテープを隠しやすい (コロナ禍では通年のマスク生活となっていますが…)
レーザー後のお肌は敏感なので、紫外線からしっかり守らなくてはなりません。
剥き出しの部分が紫外線に当たると、さらに深いシミになってしまう危険性もあります。
なるべく周囲に気付かれずに治療したい場合は、1週間程度のお休みが欲しいところですが、仕事をしているとなかなかそうもいきません。
長期休暇でもGWや夏休みは紫外線が強く、しみ治療には向いていません。
という訳で、特に年末年始は絶好のレーザー治療週間なのです。
特に親族など近しい人としか会う機会がない場合はチャンスです。
レーザー選び
シミ取り治療の際に検討される主なレーザーをご紹介します。
【Qスイッチルビーレーザー】
しみ治療に効果が高いとされ、皮膚科や美容外科でよく使われているのが「Qスイッチルビーレーザー」です。
肝斑以外のシミの除去に使われます。
レーザー照射後は2週間程度テープを貼る必要がありますが、1-2回で綺麗にシミを取り除くことができます。
(参考:受診したクリニックのパンフレット)
【Gentle LASE】
主に脱毛や表在性のシミなどを治療する目的に開発された医療レーザーです。全ての症例が1回の治療で完治するわけではありませんが、表皮を守りながらメラニン色素に吸収されやすいという特性を生かし、脱毛やシミの色を徐々に薄くしていきます。
(参考:受診した医院で渡された説明文)
私の場合は最終的に選んだクリニックが導入しているのがGentle LASEだったのでこの機器で治療を行いましたが、選択肢がいくつかある場合は、自分の症状や治療期間等を比較して選ぶと良いでしょう。
レーザーやクリームによるシミ治療の比較についてはこちらの記事でまとめています。
シミ取りBefore After
ここでは、”Gentle LASE” でのレーザー治療の経過をご紹介します。
ジェントルレーズのメリットの一つは、肌へのダメージが少ないということ。
「1回の照射ではシミが薄くならない可能性もある」と言われましたが、治療後のテープ(絆創膏)も不要で、翌日から化粧も可能というのも利点に思えました(照射後の状態によっては必要な場合もあるようですが)。
レーザー照射当日
シミ治療初回には、問診と医師の診察(シミの状態を診る・治療の希望を聞く等)がありました(※施設によって手順等に違いはあります)。
レーザー希望の旨を伝え、クリニックでの治療の流れやレーザー照射後の経過や注意点等について説明を受けました。
レーザー照射の前に同意書を記入。
そして、照射部分だけ洗顔します(メイクや日焼け止めなどを落とす)。
▲レーザー前のシミの状態はこんな感じ。
シミの場所は頬で、サイズは直径7-8mm程度でした。
レーザー照射
治療室へ案内され、いざレーザー照射です。
先生がレーザーの出力などを調整した後(多分)、顔に機器の先端を当てます。
2回ほど頬にパチッというような痛みがあり、ちょっと焦げ臭い匂いがしましたが、3秒ほどで終了。
特に目を隠すゴーグルなども装着せず、目をつぶっている間にあっという間に終わりました。
その後は20分程度照射部位を冷やします。
鏡で照射した部分を見てみると、茶色だったシミの部分がグレーになっていました。
レーザー治療受診後(初日)
病院で患部を冷やしてから支払いを済ませ帰宅。
帰宅後も患部にガーゼを当ててアイスノンで冷やしました。冷却前は少しヒリヒリするような感覚がありましたが、入念に冷やした後は違和感も喪失。
当日は洗顔後化粧水だけにするよう言われたので、クリームや美容液はシミの部分を避けて塗りました。
あとは、絆創膏なども貼らずそのまま就寝。
寝る前には患部の色がグレーから黒に変わっていました。
レーザー治療翌日
レーザー照射をした日の翌朝、起きてびっくり。
シミは大きなホクロと化していました・・・!色も真っ黒。
翌日から普通通り化粧をしても良いと言われましたが、ファンデーションなどは全く歯が立たないくらいの黒さ。
「化粧ができても全く意味がないね?」という感じなので、マスクは必須です。
目尻などマスクで覆えない場所だと結構目立つかもしれません。
しっかりカサブタ化している場合は、医療用のコンシーラーがかなり役に立ちます。
施術してもらった施設で確認し、使用がOKであれば使ってみると良いと思います。
コンシーラーについては、こちらの記事で使用感など写真付きで紹介しています。
クレンジングの際は少し不安もありましたが、特に問題なく洗顔できました。
翌日からは、照射部分も他と同様のお手入れでOKと言われていたため、洗顔→化粧水・美容液・クリーム、全て塗布。
ここで強くこすったりしてしまうと、色素沈着を起こしてしまい、シミがより目立つようになってしまうこともあるようなので、焦らず十分気をつけましょう。
照射後1-2日目
ほくろと化したシミはレーザー後1-2日目はちょっと盛り上がっていました。
日常生活を送る上ではかなりキツい見た目ですが、これはレーザーがきちんとシミに反応している証拠で、シミが取れていく経過としては素晴らしい状態。
しかし、やはりこのまま過ごす勇気はありません。
食事などマスクを外す際には、シミだった時より目立ってしまうので、テープ(絆創膏)を貼ることにしました。
テープが不要ということも Gentle LASE を選択した理由の一つでしたが、マスクの摩擦も気になり、医師に確認しテープを使用しました。
肌色、丸型、透明など色々と買い漁り、軟膏を塗ってその上にガーゼとテープを貼りました。
乾燥を優先させる方が良いため軟膏の塗布は不要という意見も聞きましたので、使用に当たっては施術してもらった施設で確認されることを推奨します。
テープを貼ってることを隠すことはできませんが、大きなホクロよりは見た目の印象はマシなような気がします。
シミを隠すテープについては、こちらの記事で写真付きで何種類かお試し比較しています。参考にされてください。
照射後3-5日目
レーザー照射後2日くらいは患部がふわふわした感じでしたが(本当はあまり触ってはいけないのですが好奇心でつい…)、3日目くらいからはカサブタになり硬くなってきました。
日中はテープで隠しつつ、自宅ではなるべく乾燥させるため(その方がかさぶたが早く取れそうな気がしたので)テープを外していました。
4日目に、風呂から上がるとかさぶたの一部が剥がれていて、シミが2/3くらいの大きさになっていました。
かさぶたの下は、ピンクっぽい綺麗な肌で、ちょっと嬉しくなりました。
5日目には、さらに一部のカサブタが剥げ、半分くらいの大きさになりました。
照射後6日目
そして照射から6日目!
この日は結構サイズが小さくなったこともあり、テープは貼らず、コンシーラーを塗ってマスクをして出社しました。
なんと幸か不幸か、そのマスクにカサブタが引っかかって残っていたカサブタが剥げてしまったのです!
血の気が引きましたが、鏡で見たところ、流血もしておらず、綺麗に剥がれていたので一安心。
一応病院に電話して確認したところ、痛みもないようであればそのまま普通通りにしてもらったOKと言われ、安堵しました。
わたしの場合は、火曜の夕方にレーザーを照射し、月曜の夕方に全てのカサブタが禿げて完治。
ちょうど1週間(7日間)でシミが消え失せました。
まとめと感想
私の場合は、シミ取りレーザー治療の検討を始めてから、美容皮膚科を2件受診し、最終的に治療を受けるまで1ヶ月程要しました。
今回体験してみて一番強く感じたことは、「シミは悶々と悩んでいるよりさっさと焼いてしまった方が良い」という事。
施術する時期(紫外線の弱い季節)は重要ですが、シミが気になっているならサクッと照射してしまうことをお勧めします。
シミひとつ、数千円・1-2週間で消失します(もしくは薄くなります)。
鏡を見るたびにシミを見つめてゲンナリしたり、コンシーラーで隠すことに疲れているようでしたら、このタイミングでレーザーでのシミ取りを検討してはいかがでしょうか。
※この記事はあくまで個人の経験を元に記載しています。体調や症状、施設の環境や方針により、施術内容や治療後の経過などは異なります。医療従事者とよく相談して治療を受けることをお勧めします。