あなたの・私の周りに生息している”迷えるアラフォー女子メイコさん” の悩ましくも愛すべき日常を、ケーススタディとして紐解く『実録コラム』。
2回目にご紹介するのは、「LINEとうまく付き合えず振り回されてばかり」のメイコさん(41)です。
LINEが誕生したのは2011年だそうですが、私はLINEを使うことが何となくキナ臭くて、常用し始めたのは3-4年前でした。
頭では理解していましたが、使ってみればそれはそれは便利で毎日のように活用していますが、このLINEとの付き合いに関して、他のSNS同様、なかなか頭を悩ませているオトナ女子もいるようです。
メイコさんは、現在婚活中の41歳。
“アラフォー” と言われる年齢に差し掛かってから、緩急織り交ぜながら婚活を続けてきました。
知人の紹介や婚活パーティ、婚活アプリに出会いを求め、40を目前にして結婚相談所にも登録しました。
中には数ヶ月の交際に発展する相手もいましたが、残念ながら現在まで結婚には至っていません。
婚活自体に疲れ、現在再び小休止中のメイコさんですが、中でも相手とのメッセージ、特にLINEのやりとりで消耗してしまうと言います。
紹介、アプリ、相談所など、出会いの場がどこであれ、実際に会って二人で食事をしたりすると、LINEの連絡先を交換することがほとんどです。
その後、改めてやりとりが始まる訳ですが、LINEという極めて個人的な連絡ツールを使う段階になって、メイコさんは、相手との距離感や連絡の頻度やタイミング、スピード感など、様々なことが気になるようになってしまいます。
例えば、既読・未読スルー。
返信が遅すぎる。
返信が来てもオウム返しばかり。
話が噛み合わない。
など、聞いていると、LINEは人間にそんなにも問題提起してくるアプリなのかと感心してしまうほどです。
メイコさんは、言うなれば ”恋人候補” とのやりとりに、どうしてそこまで振り回されてしまうのでしょうか。
婚活相手ではなくても、同じように返信にヤキモキしているのでしょうか。
LINEという連絡ツール自体が苦手なのでしょうか。
どうやらメイコさんは、家族や友人たちとのやり取りでは、婚活相手との時のような徒労感は感じていません。
既存の人間関係でLINEを使い連絡を取り合う場合は、相手の状況や性格、行動パターンなどある程度認識していて、また想像もできるため、既読スルーや返信が遅くとも、それについていちいち気になることはないのです。
つまりメイコさんは、”よく知らない・新しく関係を構築しなければならない人間とのLINEのやりとり” に疲れているのです。
本来人間は、未知のこと、自分の想像や考えの及ばないことに出会うと、驚き心が動かされます。
人間関係においてもそれは当てはまると思うのですが、メイコさんの場合、相手を知る云々の前に、相手と自分を繋ぐ連絡ツールの使用において、そのテンポやスタンスで違和感を抱いているのです。
「婚活」という視点で見ると、そのお相手と分かり合えるまでには結構時間がかかりそうだね、、と言ってしまいそうな案件ですが、ここで考えたいのはLINEについての問題です。
相手からのリアクションがいちいち気に触ってしまうのはなぜか?
具体的に探っていきましょう。
未読スルー・遅すぎる返信
まず、未読スルーの場合。
これは返信が遅すぎる問題とも共通しますが、
メイコさんは、24時間以上返信がないと、「まる1日LINEを確認できないってどんな状況?」と思ってしまうそうです。
トイレに行ったり移動したりしている間に見ることくらいできるだろう、ということですが、もしかすると、ゆっくり腰を据えてメッセージを送りたいタイプかもしれないし、本当に超多忙で重要度の高いものにしか目を通せていないのかもしれないし、それは、相手をよく知らないので分かりません。
でも、いずれにしても、そういった想像力を働かせて、相手からの不通を「まぁいいか」と思えない場合は、結局これからどんな関係性になったとしても、同じことでイライラすることになるような気がします。
既読スルー
次に、既読スルー。
相手は自分のメッセージを見ているけど、返信が無い。
既読に気づいてしまうと、「え?なんで??」という気持ちに囚われてしまいます。
メッセージの種類によっては返信を必要としないものもありますが、出会ったばかりの人間で、さらにこれから交際を考えるような人間関係の場合、お互いを解り合うためだったり、次のデートの日程を調整したりと、多くは返信を要するものとなります。
なのに、既読スルー。
自分から再度送るのもなんだか気がひけるし、かと言って漫然と返信を待つのも癪だし、ということでメイコさんはモヤモヤしてしまうのです。
オウム返し
オウム返しはどうでしょうか。
未読・既読スルーと比較すると、「返信している」ということを評価したいところですが、メイコさんは、これもちょっと許せないようです。
我々女たちの多くは、どうでもいいような内容をダラダラとLINEでやり取りすることを好みます。
話があっちこっちに飛んで、気づけばLINEで3時間…!なんてことありませんか。
そういう気の置けない誰かとのやりとりでは、自分を楽しませてくれる返答がポンポン飛んできて、自分もそれに乗せられて次々とメッセージを書き送ることができます。
しかし、オウム返しをされるとどうでしょう。
メイコ「今日スタバ行ったよ。」
お相手「スタバ行ったんだ!」
この後、何と返そうかとメイコさんは悩んでしまうのです。
この話もっと深めるべき?何飲んだとか知りたい?いや、知りたいなら聞いてくるよね?自分は何したとか言ってくれたらこっちも質問できるのに。てゆーか、そもそも会話のラリーをこれ以上続けたくないと思ってる??
こんな風に考え始めてしまったら、もう完全に沼です。
なので、返信が返ってきたからと言って、いつもオウム返しなのは既読スルーよりもある意味タチが悪いとも言えるのです。
いかがでしょうか。
婚活というシチュエーションに限らず、友人や恋人、パートナーとのLINEのやりとりでも思い当たることがあるかもしれません。
逆に、相手からのメッセージの頻度や距離感があまりにも自分のそれとは違い、面食らってしまうこともあるかもしれません。
「おはよう」の挨拶から始まり、スタンプ連投、自分にとっては何の利益も関係も無いことをいちいち送ってくる、こちらの様子をやたら知りたがる、というような相手に遭遇し、思わずLINEのブロック機能について検索してしまうこともあるでしょう。
自分が誰かにとってそういう存在になっていないことを祈りながら・・・。
アラフォーになると、知らず知らずのうちに自分の心地いい人間関係を自ら取捨選択しています。
そのため、メイコさんの”婚活”のように、人間関係の構築においてちょっと努力が必要な場合は(職場やPTAなども)、自分が許容できる範囲を少し広めにして、相手を受け入れる覚悟が必要になるような気がします。
仲が深まってくると、自分が抱いている違和感を相手に伝えることで、お互いがLINEの使い方について歩み寄ることができるかもしれませんし、自分の感覚と違うということで最初から線を引いてしまうのは、少し残念かもしれません。
私たちが、今回のケーススタディから学ぶことは以下です。
・自分のLINEの使い方を基準にしない
・許容範囲を広げる
・個別に正しい距離感を測る
・関係を深めたい相手なら違和感を伝えてみる
その上で、「やっぱり受け入れられない」「無意味な努力だ」と感じるようなら、お別れをしてLINEのタイムラインからも削除しましょう。
昨日の記事にも書いた通り、”Life is very short” なのです。
たかがLINE、されどLINE。
コミュニケーションツールとして無くてはならない存在であることは明らかですので、相手との仲を深める潤滑油として、上手く利用していきたいですね。
★team.Meiko reccomend★
アラフォーになるとスマホをずっと持っているのさえ疲れます。Line電話やzoomのときも活躍。ピンクカラーもかわいい♡