Room Me Mine

迷子のアラフォー部屋

【vol.002】迷えるアラフォー女はまず ”行きつけ” をつくろう。

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無自覚に、時に意識的に様々なことを諦めながら生活しているアラフォーにとって、”自分を客観的に見てくれる信頼できる誰か” はとても助けになります。

・自分で判断することがしんどくなる
・色々とリサーチすることが面倒になる
・変化に対応するスピードが遅くなる

日常生活の中で思い当たることがありませんでしょうか。

ハイパー消費社会を生き抜く中で、私たちアラフォーも例外なく色々な判断を迫られています。
↑かっこよく言えば。
言い換えると、「日々アラフォーならではの色んな悩みにぶち当たって、その都度どうしようーってなる」ということです。

そんな時、”自分を客観的に見てくれる信頼できる誰か” にそれを相談できるか否かで、その悩みが重たいものになるか、取るに足らないことになるかが決まります。

というか、相談できる誰かがいるというだけで、もうその悩みは80%解決できたようなもんです。

もちろん友達や家族、恋人などもその ”誰か” に大いになり得るのですが、それが”専門性” を持った存在であると、安心感が一気に増します。

そこで本日は、アラフォー女が変化の目まぐるしい自分と前向きに向き合い共生するために、「行きつけをつくる」ことを推薦したいと思います。

以下は、私が今現在特に大切だと思う、”つくっておきたい行きつけ4選” です。

 

① 美容院

最近髪にツヤコシハリが無くなってきたけどどうしたらいいの?白髪出てきた??もしかして薄毛化始まってる???など、アラフォーのヘアトラブルは深刻で、神速で襲いかかってきます。
そのシビアさは、お肌トラブル以上かもしれません。

シャンプー?トリートメント?オイル?ドライヤー?ブラシの問題??それともストレス?洗い方が悪いの?てゆーか、加齢なの???みたいな疑問をストレートにぶつけられる美容院、必要です。

若い頃は、それこそ美容院なんてその都度違うところに行く勢いで、カットモデルでタダで切ってもらえるとか、新しくできて綺麗そうとか、とりあえず好みの髪型にしてもらえばいいや風の選び方をしてましたが、アラフォーになるとそんな冒険的なことはしてられません。

できれば自分の好みやライフスタイルをぼんやりでも理解してくれていて、これまでの髪質の変化やトラブルを共にウォッチしてきてくれた美容師さんであればベストですが、そこまで長い付き合いでなかったとしても、ちょっとした事でも相談できて、自分自身でも気づかない変化を指摘してくれるような美容院を見つけておくといいと思います。

エイジングしてくると、まずは一番目につく&手っ取り早いスキンケアに力を入れがちですが、ヘアケアも非常に重要です。
というより、肌より髪の方がより老いを演出してしまう気さえしています。
ヘアケア、めっちゃ重要です。

② 婦人科・内科

40歳くらいになると、うっすら閉経を意識する女性も多いのではないでしょうか。
私は37歳を過ぎたあたりから、更年期や閉経、女性ホルモンについて心を砕く時間が徐々に増えてきました。

友人との会話でも「生理の様子がちょっと変わってきた」みたいな内容が沸いてくるようにもなり、いよいよこれは備えが必要な時が来たな、と婦人科へ切り込みました。

私の場合は、生理不順や不正出血もあったのでその相談に加え、女性ホルモンの低下が恐ろしのでHRT(ホルモン補助療法)について教えてもらいました。

結果、不調に対しては適宜対応することで心配事の目を摘むことができ、HRTについても、生理がある間は(当然ですが)不要だが今後必要に応じて検討する、ということで漠然とした不安も解消しました。
その後も、変わったことがあると無駄に尻込みせず診てもらっています。

女性の場合、貧血や血圧等のトラブルを抱えている人も少なくないと思います。
その場合は、婦人科より内科の方が適しているかもしれませんが、いずれにしても、女性特有の病気を生じる可能性の高くなるアラフォー女子は、何か気になることがあれば放置せず、すぐに相談できる行きつけ(この場合は「行きつけ」というより「かかりつけ」ですが)の病院を作っておくことは、機嫌よく生きるためにもとても重要です。
アラフォーが周囲に迷惑をかけないマナーのひとつとも言えると思います。

③ 歯科

昨今、歯の大切さは様々な分野で取り沙汰されていますが、間違いなく、口腔ケアはとてもとても大切なことです。

私が最近特に注目しているのは「口腔内環境」と「腸内環境」です。
腸内環境についてもまたいずれ書くことがあるかもしれませんが、ここでフィーチャーするのは、「口腔内環境」です。

健康と切っても切り離せない免疫力とも深い関わりにある口腔内環境ですが、年齢と共に、自力で整えることが難しくなってきます。
アラフォー世代ならまだそう問題は深刻ではないかもしれませんが、様々な病気の予防の観点からも、口腔ケアは積極的に行っておきたいものです。

というわけで、行きつけ(かかりつけ)の歯科を作り、定期的に歯のメンテナンスを行いましょう。
私は30代後半で歯列矯正も行いました。
歯科は、近くて明るくてきちんと話を聞いてくれるところが良い、というのが私の持論です。

④ メンテナンス部門

歳を重ねると、人それぞれにメンテナンスに重きを置かなければならない特定の部位が出てくると思います。
整体とかエステサロンとか皮膚科とか、自分が最も注力してケアしなければならない事柄について、信頼してメンテナンスを任せられる場所を見つけましょう。
きつくてどうにもならない…という時に、「あそこに行きさえすれば当面どうにかやり切れるくらいには回復する」という場所を見つけておくと、少なくとも寝込むことは回避できるでしょう。

以上が、私がつくることをお勧めする ”行きつけ4選” です。

安定した精神は、安定した心身に宿ります。
その為にも、とりあえず自分が機嫌よく過ごせるための行きつけは見つけておきたいものです。

以前、40歳からの生き方の指南書的な本で、「自分がフラッと入れる馴染みの店や、自分より若い人たちを連れて行ける顔見知りの高級店など、行きつけの飲食店をいくつか持ちましょう」というようなことを読んだのですが、私にはとても無理そう・・・、と慄きました。

まずは自分メンテができる安定した行きつけに通った上で、このコロナ禍で「無くなって欲しくないな」と思う飲食店があればそこを行きつけにしてみる、くらいの挑戦(!)はできるかもしれないな、と思う今日この頃です。