Room Me Mine

迷子のアラフォー部屋

【vol.009】長瀬智也は42歳、トム・ブレイディは43歳。アラフォー女子に勇気と希望を与えてくれるアラフォー男子。

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自分がアラフォーになると、輝いている40代にはとても勇気づけられます。

それが異性の場合、単純に”憧れる”というのとは違った感情を抱くのですが、今年2021年の初旬に、アラフォー女子の私に希望をくれたアラフォー男子筆頭は、長瀬智也さん(日本代表・42歳)と、トム・ブレイディさん(アメリカ代表・43歳)です。

 

男性と女性にとって”40代”の重みというのは結構違うんじゃないかと思うのですが、アラフォー女子の皆さんは如何お考えでしょうか。

もちろん脳を始めとする臓器や筋肉等の心身の衰えに関しては性別関係なく降りかかってくるでしょうし、アラフォー女子と同じように、お肌や髪やボディに関するアレコレについて、アラフォー男子もそれなりに頭を悩ませているようではあります。

しかしながら、やはり40代女性と40代男性に対する印象の差というのは、どうしたって否めないと思うのです。

私などは、同年齢の男性からはっきりと「女の人は40になると、もう、、」的な文字に書き起こすのも憚られるような極めて不愉快は発言を浴びせられたことがあります。

大多数でないにせよそんな風に捉えている輩もおり、また我々女性も(場合によっては男性も)無意識にその呪縛に囚われていることもあるのではないかと思います。

その辺りを突き詰めていくとなかなか根の深い話になりそうなので、今回は単純に「頑張ってるアラフォー男性ステキ」という話でまとめたいと思います。

 

まず、長瀬智也さん。

言わずと知れたジャニーズのグループTOKIOのメンバーでいらっしゃいますが、この3月にジャニーズ事務所を退所すると報道されています。

昨年の夏、ファンクラブサイトに「来年の3月をもって芸能界から次の場所へ向かいたいと思います」とコメントを発表し、世間を騒がせました。

現在、彼の最後の出演ドラマになるのではないかと囁かれている『俺の家の話』(脚本・宮藤官九郎さん)が放送中ですが、今後、裏方に回ることが勿体無いと感じられるような素晴らしい演技を披露しています。(ご覧になっていない方には、全力で視聴をおすすめします。2週間無料のParaviで一気見!)

今回は役作りのために数キロ太ったとか言われていますが、彼が演じている”老いた父親の介護をする元プロレスラーの崖っぷち40代男性”に悲壮感はなく、死にかけの父親(すごく生命力は感じるんだけれども)との対比もあって、40代ってまだまだ若いと思わせてくれるのです。

どん底の状況に置かれても、なんとかやれそうだと見ている者に思わせ、副作用的に勇気を与えてくれる力は、長瀬智也さん自身が持っている魅力の一つなんだろうなと思います。

なんだかんだ言っても言わなくても、長瀬智也は最高にかっこいいのだ。

ちなみに長瀬さんの出演されたドラマでいうと、私は『泣くな、はらちゃん』が大好きでした。

あんな、二次元のキャラクターを違和感なく感動的に演じられる人は長瀬さんしかいません。麻生久美子さんも最高でした。

 

そして、これを書いている今(2021/3/12)、長瀬智也さんの後輩であるジャニーズの森田剛さんが11月にジャニーズから退社し、彼の所属するグループV6が解散というニュースが飛び込んできました。

V6のメンバーが皆40代を迎え、これからの人生をそれぞれが考え話し合った結果、ということのようですが、アラフォーという年齢は、やはり性別問わず自分に向き合わざるを得ないお年頃なのですね。

 

続いてご紹介するのは、トム・ブレイディThomas Edward Patrick Brady Jr.)さん。

私の周りでは、この名前を口にしてもあまりピンと来ないアラフォー女子が大多数なのですが、アメリカ人のアラフォー女子なら知らない人はいないであろう、アメリカンフットボール界(NFL)のヒーローです。

 

ポジションはもちろんクォーターバック(QB)。

野球で例えると多分エースで4番的なやつです。チームの司令塔ですね。

アメフトの世界では史上最高のQBとして名が知られているブレイディ選手ですが、2020年からは、20年近く所属していたチーム「ニューイングランド・ペイトリオッツ」から、言うなれば ”サエないチーム” である「タンパベイ・バッカニアーズ」へ電撃移籍しました。

 

相当端折ってまとめてしまうと、ブレイディ選手は、そのバッカニアーズを、たった1年でスーパーボウルの舞台に導き、そしてなんとなんと18年ぶり、2回目の全米王者にして見せたのです!!!

しかも、スーパーボウルで戦った前年の王者「カンザスシティ・チーフス」のQBは、イケイケの25歳、パトリック・マホームズ選手!

つまりブレイディ選手は、新旧スーパースターQB対決の側面も孕んでいたスーパーボウルを、あっさりと制してしまったのです。

これは「そんな漫画みたいなこと現実世界で本当に起こり得るのね」と思わせてくれる偉業以外の何物でもありません。

 

「??」となっているアラフォー女子へ補足しますと、スーパーボウルというのはNFLのチャンピオンチームを決める優勝決定戦で、アメリカ最大のスポーツイベントです。

毎年、そのハーフタイムショーには誰が出演するかという話題が世間を賑わせるので、「スーパーボウル」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。

ちなみに、今年の出演アーティストはザ・ウィークエンドでした。

 

ブレイディ選手は、プロに入団した時には「痩せすぎ」「肩が弱い」などかなりの低評価でしたが、才能と努力で圧倒的な選手となりました。

選手としても最高、ビジュアルも最高、年収もケタ違い、人望も厚い、と、ブレイディ選手には何か欠点はないのか?と勝手に焦り、「救いようのない音痴」と言うどうでもいい記事を目にしてこれまた勝手に安堵したのですが、それくらい、彼は圧倒的なアラフォー男性なのです。

ブレイディ選手は「40歳代半ばまで現役としてプレーを続けたい」と明言していて、

多くの人が心配していた彼の現役最後と思われた挑戦は、2021年には大団円として私たちにお披露目されたのです。

 

ブレイディ選手がバッカニアーズと契約した時、彼はSNSにこう記しました。

「自分がフットボールに関してなにかひとつ学んだことがあるとすれば、それは君が前の年に、あるいはさらに前の年に、どれほどの働きをしたか、誰も気にしていないということ。毎日、自身がどれだけ献身的でいるかを示すことで、仲間の信頼や尊敬を得られるのです」

 

沁みます。

私はアスリートではないし、彼とは全然違うところで毎日を生きていますが、自分の過去に縛られず、今この時間を真剣に生きるってことが大事なんだと勝手に自分に置き換えてしまいます。

 

長瀬智也さん然り、トム・ブレイディ選手然り、圧倒的に輝いているアラフォー男子に勇気と希望をもらいながら、まずは、機嫌よく過ごせる日々を重ねていきたいと改めて思うアラフォーな春の夜です。