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迷子のアラフォー部屋

【case/No.006】40歳になった途端に乳癌の疑い。出血としこりが気になって眠れませんでした。乳がん検診のススメ

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アラフォー女子が気をつけなければならない女性特有の癌(男性の乳癌ももちろんありますが)。

前回は子宮頸がん検診で異常所見が出たメイコさんのケースを紹介しましたが、今日は、30代から増えはじめ40代半ばに一度ピークを迎える ”乳がん” に纏わるエピソードをご紹介します。

 

毎年職場で生活習慣病健診を受けていたメイコさん(40は、40歳を迎える直前の健康診断で、初めて乳がん検診をオプションで追加してみました。

乳を引っ張られ・押しつぶされてとても痛いと聞いていたマンモグラフィーでしたが、痛みは許容範囲内で、健康診断の結果も総じて問題はなく、晴れ晴れとした気持ちで40歳を迎えました。

 

健診から半年ほど経過した頃、メイコさんは風呂上がりに体を拭くとタオルにほんの少し血がついていることに気づきました。

その日はどこから出血しているのか気づきませんでしたが、数日後同じようにタオルに血液が付着し、また、その日洗濯しようとしたブラジャーにも小さな血跡が見られました。

メイコさんが自分の乳を確認してみると、片方の乳首からうっすらと血が滲み出ていました。

痛みはほとんど無く、テッシュで拭き取れば血はすぐ止まったため、どこかで擦れたのだろうと思いその日は傷に軟膏を塗りガーゼを当てました。

それ以降も時々ごく少量の出血がありましたが、その度に絆創膏を貼ったりしてやり過ごしていました。

 

ある晩お風呂から出たメイコさんは、タオルにべったりと付いた赤い血液を見ました。

ここ何日か止まらなかった乳からの出血は、いつもより明らかに量が多く、何度拭き取っても湧き出てきました。

炎症か何かが起こっているのかと軽いパニックになったメイコさんは、少し強めに乳を押してみました。

すると、乳首から大量の血液と、膿のような小さな白い塊が出てきました。

 

メイコさんは自分の体に起こったことがあまりにも非現実的に思え、しばらく立ち尽くしていました。

しかし、”乳首から出血し、さらに分泌物が出てきた”と言う事実を「これは病気に違いない」と言う認識に置き換えることにさほど時間は要しませんでした。

恐る恐る乳首を触ってみると、それまで触れたことが無いようなしこりが、確実に指を刺激してきました。

出血としこり

メイコさんの中でそのキーワードは乳癌に関連づけられるものでした。

「なるべく早く病院に行こう」と思いながら布団に入ったメイコさんでしたが、

その晩は、あらゆる悪い事を想定しながら、希望や絶望を抱かせるネット上の情報を読み漁り朝を迎えました。

 

乳腺クリニックを受診したメイコさんは、医師にこれまでの経過を話した後、早速検査を行うことになりました。

半年前にも受けたマンモグラフィーと、今回はエコー検査も行います。

マンモグラフィーで乳を圧迫すると、また血の混じった乳白色の分泌物が出てきました。

エコー検査では、出血があった側の乳首周りを入念にチェックされ、はっきりとした原因を見つけて欲しいという思いと、何も異常は無いはずと言う相反する思いが交互に頭をよぎりました。

 

それぞれの結果が出た後、メイコさんは医師から追加の検査が必要である事を告げられます。

マンモとエコーの検査で「石灰化」や「腫瘤」が認められたものの、はっきりとしたことが分からない為、乳頭からの分泌物の生検(組織検査)、そして乳管口に針を刺し、そこから造影剤を入れて再度画像検査を行うことになりました。

「乳の先端から内部に針を入れる。」さらに造影剤を使ってマンモグラフィを行う間は「乳首をゴムのようなもので縛られる。」など文字に起こすと拷問的な検査を無事終え、メイコさんは祈るような気持ちで結果が出る日を待ちました。

 

メイコさんの診断結果は、良性の乳頭部腺腫でした。

これは「乳管内乳頭腫」や「乳腺症型線維腺腫」などと同様に、組織や細胞学的に良性か悪性かの鑑別に迷うことがある疾患だと医師から説明を受けました。

メイコさんの場合は、生検や画像検査の結果から悪性の心配はないと判断され、以降は一年毎にマンモとエコーの定期検査を行うことになりました。

 

メイコさんの友人の女性(39)も、検診でエコー検査を受けた際、乳腺近くに影が映ったため再検査となりました。

マンモグラフィー針生検を行い、癌ではない石灰化であるとの診断が下り、今はメイコさんと同じく定期的なフォローを行なっています。

またその同僚女性(42)も、職場の乳ガン検診で腫瘤が見つかりましたが、再検査の末良性の診断が下り年に一度の癌検診で経過を見ています。

 

このようにアラフォーとなると、それまでは何の自覚症状がなくても突然異常が起こったり、検診で指摘されるなど乳がんに関連するようなトラブルが生じやすくなってきます。

 

子宮頸がん検診と同様、良性であった場合は結果的に不必要な恐れや不安を抱くことにもなりますが、明らかな自覚症状が現れる頃には治療が回避できなくなっている場合もありますので、検診を受けることはトータルで判断してメリットの方が大きいのではないかと思います。

40歳になると、自治体から無料検診クーポンが配られる場合もあるようなので、それらを活用するのも良いでしょう。

マンモグラフィーが痛いと尻込みしている方もいらっしゃるかもしれませんが、「月経後一週間ほどしてから受けると痛みが少ない」とも言われているので、検査日を調整してみるのも良いかもしれません。

 

アラフォー女子は、女性疾患に見舞われやすい年齢である事を自覚し、自分で自分の体を守っていきましょう。

team.Meiko reccomend

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